2020年11月30日

人間国宝にどうしてアイヌが居ないの?

先日の日曜美術館はアイヌの特集だった。
貝澤雪子さんや浦川太八さんが出演。
二人とも日本を代表する作家だ。
雪子さんは二風谷のアッツシ織の名手。
浦河さんの作るマキリは斬新で稀に見る才能の持ち主。
雪子さんは今年、北海道功労賞を受賞。

最近はアイヌブームで幾分評価も浸透して来たが まだ充分とは言い難い。

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雪子さんにアッツシ織りを習ったのは11年前。二風谷に通い、完成したのは2年後だった。アッツシ織りを体験したのは大変貴重であったが、それにも増して、雪子さんのアイヌの精神に触れられたことが 何よりも代え難いものとなった。

先日、雪子さんから美味しい二風谷の長いもが送られて来た。嬉しい限り!コロナも落ち着いたら二風谷に遊びに行こうと思う。

 浦河さんの針刺しは宝物の一つ。マキリは高価で手が出なかった。ちょっと後悔かも。
posted by meme at 10:28| ニ風谷

2011年12月18日

アッツシ織り 完成!

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アッツシ織り とりあえず完成しました!
幅23cm × 長さ4m
半幅帯として使おうかなぁ。と思ってます。

せっかく織り機も購入した訳だから、もう少し織ってみようと思います。
次は麻なんかいいかな。

マツリダゴッホ すっごく苦労したのに またやりたいと思ってしまうのだ。
posted by meme at 22:27| ニ風谷

2011年11月19日

アッツシ織 再開!

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いろいろあって中断していた「アッツシ織」を一気に織り上げています。
何とか、今月中には出来上がると思います。涙

これまでのアッツシ織の流れはこちら。

マツリダゴッホ 全身を使って織り上げるので凄い疲労度です。腰も目も手首もへろへろ〜。
posted by meme at 00:00| ニ風谷

2010年02月13日

アッツシ織 二風谷へ

二風谷通いも4度目。

オヒョウを紡いで糸にした。

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細い方が良いと言われ、がんばってうーーんと細く紡いだ。
これが後々アダとなる。。。
先生「ちょっと細すぎだね〜」

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織機に糸を仕込む。
この細いところに2本づつ入れていく。

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それをさらに綿糸で拾う。
アイヌ語で「ぺカする」と言う。

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こんな風に腰につけて織る。
同じような手法でチェンマイの山の中のモン族が織っているのを見ました。

マツリダゴッホ 糸が細すぎてすぐ切れてしまう。すっごく苦労しています(>ω<) 忍耐勝負。かなり大変。だからアッツシ織る人少ないらしいです。




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2009年12月27日

アッツシ織〜果てしない挑戦

アッツシを織ること。それは前々から考えていたことで、ついにチャンスが来たので挑戦しています。こんなことはめったに無いことです。二風谷のアッツシ織の一番の名手である貝澤雪子さんに教えていただいています。

アッツシ織と言っても何のことかわからないと思うので説明しますと。
アイヌ民族が伝承するオヒョウの木から繊維を取り出して「アイヌの反物」です。
芭蕉布のように植物から繊維をとることは良く知られてますが、世界広しと言えども木から繊維をとるのは珍しいことです。こんな文化が身近にあることはすごいことなんです。シナの木からの織物もありますが、シナは繊維が弱いらしいです。オヒョウでやっているのは世界中を見ても北海道だけです。

まずはこれがオヒョウ。

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これを裂いてつなげます。

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そして紡ぎます。

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マツリダゴッホ 来年は織りに入れることを願って、せっせと糸作りです。昔から職人に憧れてました。

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