ギャラリーは完全クローズして、いまやごった返したアトリエに変貌している。
4月に展覧会の予定がある。
2年前からオファーがあったのに、スランプで一筆も進まないありさまだった。
完全に枯渇してしまっていた。
何も生まれない。
去年の11月はどん底まで追い詰められ、極度の不安から生まれて初めて展覧会から逃げ出したい心境にかられた。
ところがである。
12月に降りて来たのである。
絵画の神様が!
今やすこぶる調子よく一気に筆が進む。
あと1ヶ月足らずで完成に持って行けそうだ。
今回の展覧会は、大作だらけの自分が望んでいたダイナミックな展開になりそうな予感。

「伝説の風景」 六曲屏風 (7尺×12尺4寸 = 212 ×363cm)
