幾春別に行ったのは何年ぶりだろう。
今回、石炭積み出しホッパーに入れるということで、
幼い日、父が働いていた場所を見ておく又とないチャンスなので出かけた。
弥生、唐松の町もさらに小さくなったような気がする。

ああ、ここに何万人の人が粗い息を吐き汗を流したことだろう。
ちり別れて行った仲間や友人は今何をしているのだろうか。
あの大勢の人たちはどこへ行ってしまったんだろう。
無数の亡霊たちと会話したような錯覚に陥る。
強烈な迫力を持つ建物は父の老いと交差する。

「記念の絵ハガキはいかがですか。」
係の方が手渡したイベント化した画像は私をただすり抜けてゆくだけである。

そう、あの立坑の横の坂道を登ると私の生まれた場所。
登りきってみるものの やはり柵に遮られ立ち入り禁止。
もう数十年前から入ることができない。
メイン会場 三笠市の旧住友奔別炭鉱・石炭積み出しホッパー
会 期 9 月22 日(土)〜 10 月28 日(日)
土/日/祭日のみの13 日間の開催
開 催 日 9/22,23,29,30, 10/6,7,8,13,14,20,21,27,28
10:00〜17:00(最終入場16:30)
観覧無料
http://pon.soratan.com/
川俣さんの三笠プロジェクトや今回のホッパーに入れたことで自分自身を再考するいい時期かと思います。