アッツシを織ること。それは前々から考えていたことで、ついにチャンスが来たので挑戦しています。こんなことはめったに無いことです。二風谷のアッツシ織の一番の名手である貝澤雪子さんに教えていただいています。
アッツシ織と言っても何のことかわからないと思うので説明しますと。
アイヌ民族が伝承するオヒョウの木から繊維を取り出して「アイヌの反物」です。
芭蕉布のように植物から繊維をとることは良く知られてますが、世界広しと言えども木から繊維をとるのは珍しいことです。こんな文化が身近にあることはすごいことなんです。シナの木からの織物もありますが、シナは繊維が弱いらしいです。オヒョウでやっているのは世界中を見ても北海道だけです。
まずはこれがオヒョウ。

これを裂いてつなげます。

そして紡ぎます。


来年は織りに入れることを願って、せっせと糸作りです。昔から職人に憧れてました。